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旧耐震マンション 

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2024/08/15

 東京23区内新築マンションの平均価格が1億円を突破しています。
 高額な新築マンションはなかなか手が出ないという事で、中古マンションの需要が伸びています。築年数が短くて立地条件が良いと、新築時より値上がりしている物件もあるほどです。
 そうなると、手ごろな中古物件として候補に挙がってくるのが、築年数の長いマンションです。リノベーション済みの物件は、見た目では新築と遜色ないものもありますが、気を付けて頂きたのは耐震性です。1981年5月31日までに建築確認申請が行われた物件は旧耐震基準で、1981年6月1日以降から新耐震基準が適用されています。旧耐震は震度5程度に耐えられるように設計され、新耐震は震度6~7程度まで耐えられるように設計されているのです。地震はいつ発生するか分かりません。8月8日の宮崎県日向灘の地震では、南海トラフ地震臨時情報が発表されましたが、被害想定地域に住んでいる方々は緊張が走ったのではないでしょうか。
 旧耐震マンションの中には、共用部分の修繕がおろそかになっているものもあるので、マンションを内見する時は専有部分だけではなく、エントランスや外壁などが劣化していないかどうか、直接目視で確認するように心がけましょう。